サイトを運営するためにレンタルサーバーを検討していると、Apacheなどのサーバーソフトが目に入ることがあるかと。
サーバーソフトというのはwebサーバーとして機能するために必要なもので、性能にも関わってきます。
良いサーバーソフトを選ぶと、高速なwebサイトを作れたりするので結構重要です。
主に使われているApache・nginx・LiteSpeedを比較して、どのサーバーソフトを使っているレンタルサーバーが良いのか考察していきます。
結論から言っちゃうとサイト作るならnginxかLiteSpeedを採用しているレンタルサーバーにしておくのがおすすめです。
Apache・nginx・LiteSpeedの速度比較グラフ
上記グラフは厳密には秒間のトランザクション処理を比較したものです。
トランザクション処理について書くと長くなりますので、簡単に数値が高いほどサイトが高速なものになると理解してしまいましょう。
グラフは青がLiteSpeed。
緑がnginx。
紫っぽいのとオレンジがApacheとなっています。
グラフから分かる通りLiteSpeedが最も高速で、Apacheが低速です。
ですのでサイト運営をする場合、サーバーソフトの性能はLiteSpeed>nginx>Apacheとなります。
LiteSpeedの数値はPHPを専用のもので算出されている
現行のPHPは7.0以上が主流となっています。
この辺は「PHP7.0以上だと高速だよ」ぐらいで理解しておけば大丈夫です。
問題は上記グラフ、実はLiteSpeedの数値はLSPHPと呼ばれる専用のPHPを併用した結果となっています。
「mixhost」というレンタルサーバーではLSPHPへの切り替えができることを確認していますが、他でもできるかは不明です。
LiteSpeedを利用する場合はLSPHPに切り替えができるか確認しておくと良いですね。
サーバーソフト別のレンタルサーバーまとめ
使っているサーバーソフト別に主なレンタルサーバーをまとめました。
ここでは明記していませんが、サーバーソフトによって性能だけでなくやれることも違うため詳しい人ようにApacheもまとめています。
サイト運営を予定している場合は基本的にnginxかLiteSpeedを採用しているレンタルサーバーにしておきましょう。
Apacheを使っているレンタルサーバー
Apacheを採用しているレンタルサーバーは多いと言うか、現状ほとんどApacheなので、主にサイト運営に使われがちなレンタルサーバーをピックアップ。
Apacheを採用しているレンタルサーバーは大体運営歴が長いという特徴がありますね。
昔から使われているサーバーソフトなだけあってネット上に情報も多いので、色々自分でいじってみたいという人はApacheを使っているレンタルサーバーを使うのもありかと。
nginxを使っているレンタルサーバー
調査不足の可能性もあるのですが、nginx(エンジンエックス)を使っているレンタルサーバーはエックスサーバーしか確認できていません。
エックスサーバーの性能が良いのか、はたまたnginxの性能が良いのかは判断しにくい部分あるのですが、LiteSpeed採用のレンタルサーバーに互角以上の高速性を見せつけています。
運営歴も長くサポート面で頼りがいのあるレンタルサーバーですので、バランス重視するなら選択肢として十分ありなレンタルサーバーです。
LiteSpeedを使っているレンタルサーバー
LiteSpeedを採用しているレンタルサーバーはまだまだ少なく、基本的には上記のレンタルサーバーが使われています。
どれも高速性を意識した構築をしていますが、特に凄いのは「mixhost」でしょう。
新高速化技術QUICやオールSSD化、HTTP/2の採用など特に高速化に力を入れているレンタルサーバーです。
まとめ、サイト運営するならnginxかLiteSpeedを選ぼう
- 高速性はLiteSpeed>nginx>Apache
- ただしLiteSpeedとnginxにそこまでの差はない
- 高速なサイトを作るならApacheは避けよう
サイトの高速性は重要なポイントで、サイト表示に3秒以上かかるとユーザーの離脱率(サイトを見ずに離れる確率)が一気に伸びてしまいます。
ユーザーに愛されるサイトを作るならサーバーソフトにこだわって、高速なサイト作りを心がけましょう。
ちなみにサーバーソフトだけでなくSSDやHTTP/2なども見ておくとより高速なレンタルサーバーを選べます。詳しくは「本当に高速なレンタルサーバーの選び方」で解説してますので気になる方は確認してみてください。