ライト | スタンダード | プレミアム | ビジネス | ビジネスプロ | |
無料期間 | 14日間 | ||||
初期費用 | 1029円 | 5142円 | |||
月額 (12ヶ月契約時) | 129円 | 515円 | 1543円 | 2571円 | 4628円 |
容量(HDD) | 10GB | 100GB | 200GB | 300GB | 500GB |
転送量 | 40GB/日 | 80GB/日 | 120GB/日 | 160GB/日 | 200GB/日 |
マルチドメイン | 20 | 30 | 40 | ||
MySQLのDB数 | ![]() | 20 | 50 | 100 | 200 |
wordpress 自動インストール | ![]() | ![]() | ![]() | ![]() | ![]() |
共用/VPS/専用 | 共用サーバー |
さくらのレンタルサーバーは他サービスと比べ、スペック的な面は正直あまり優れていません。
それでも利用されているのは10年以上に渡る運用実績と、安価な利用料金のおかげ。
メリット・デメリットを確認して、自分の求めるサイト運営が可能なのか見ていきましょう。
さくらのレンタルサーバーのメリット
- 比較的安価な月額料金
- SSLの無料設定可能
- 10年以上の運営実績
さくらのレンタルサーバーのメリットと言えば価格の安さでしょう。
また長年運営されているレンタルサーバーのため、安心感もあります。
さくらのレンタルサーバーを詳しく知るために、3つのメリットを詳しく更に見てみましょう。
比較的安価な月額料金
さくらのレンタルサーバーは月額129円から利用可能で、初期費用も1000円程度とかなり安いです。
ただし、最も安いプランであるライトプランは、DBが使えないため個人サイト運営のスタンダードであるwordpressの利用ができません。
正直wordpressを使わないで個人がサイトを運営するという場合、HTMLやCSSに相当知識が深くなければまともなサイトを作ることができませんので、ライトプランは辞めたほうが良いでしょう。
そうなるとスタンダードプラン以上を使うことになるのですが、それなら同じく格安のレンタルサーバーである「ロリポップ」のスタンダードプランのほうが良い感じなんですよね…。
(メリットの解説なのにディスってしまった…。本当のことだししょうがないよね…)
SSLの無料設定可能
さくらのレンタルサーバーではSSLと呼ばれるものを無料で設定することが可能です。
SSLというのは簡単に言うと、安全だよという証明書みたいなもので、昨今はこのSSLを設定していないとあまり良くないサイトという評価をくだされてしまいます。
本来SSLの設定は月々数千円から数万円必要になってくるのですが、さくらのレンタルサーバーでは無料で設定することができるわけです。
ただ正直言うと最近のレンタルサーバーはほとんどこの無料SSL設定が出来るようになっているので、他レンタルサーバーと比べて優れている部分とは言えなかったりします。
しかしまだSSL無料設定に対応していないレンタルサーバーもありますので、メリットと言ってもおかしくはないはず。
10年以上の運営実績
さくらのレンタルサーバーは、業界内でもトップクラスの運営実績を誇っています。
それだけ長期間運営し続けられたということはそれだけまともなレンタルサーバーとしてのサービス提供をできているということです。
サーバーの保守管理というのは存外難しいもので、サービスを開始してもうまく管理できず撤退する企業も少なくありません。
10年以上の運営実績というのは優れた点に見えにくくはありますが、安定したサイト運営が出来ると捉えることができますので十分メリットなわけです。
さくらのレンタルサーバーのデメリット
- プラン変更ができない
- 自動バックアップが存在しない
- スペックが全体的に時代遅れ感がある
安いレンタルサーバーですのでデメリットは挙げようと思えばいくらでも出てきます。
自分の財布と相談しながら、これぐらいのデメリットなら許容できるかどうかを判断してみてください。
それでは3つのデメリットについて確認していきましょう。
プラン変更ができない
さくらのレンタルサーバーは一度契約したらプランの変更をすることができません。
一度サーバーの契約を解除した後、変更したいプランに再度申し込むという形で変えることになります。
レンタルサーバーを一時的とは言え解約することになりますので、中身を保存するなどして移動する準備が必要になるため正直かなり面倒くさいです。
一応複数のプランを契約して中身を移した後解約すれば多少面倒くささが軽減されますが、それでも他のレンタルサーバーと比べると手間が多いと感じてしまいます。
「mixhost」なんかだと一時的にプランを変更してすぐ戻すなんてこともできちゃいますので、サービスが悪いと思う部分ありです。
自動バックアップが存在しない
さくらのレンタルサーバーは一応サーバー内のバックアップを取ってはいるのですが、それはサーバーの障害などが発生してデータが飛んだ時の保険で、利用者が使えるバックアップではありません。
前述した「mixhost」ではサービス提供企業がバックアップしたデータを利用者が無料で復元に使えたりするので、明確なデメリットですね。
もちろんmixhostはさくらのレンタルサーバーと比べると月額料金(12ヶ月契約時)が980円と高めだからこその特典ではあるのですが…。
個人的な話になりますが、サイトを運営していてデータが飛んだ時の保険があるというのはとんでもなくありがたいので、バックアップが利用できないのは残念な部分ですね。
スペックが全体的に時代遅れ感がある
価格あたりのマルチドメイン数やMySQLのDB数が少ないなどもそうですが、特に欠点に感じているのが高速性の部分です。
「本当に高速なレンタルサーバーはどれか比較」してみたところ、さくらのレンタルサーバーのスペックは正直良くありませんでした。
長年個人のサイト運営を支えてきたさくらサーバーですが、正直時代の流れについていけてない感が……。
高速でなくてもよいし、さくらサーバーの運営実績と価格の安さに魅力を感じるというなら選択肢に十分入ってはくるでしょう。
ただ本気でサイト運営をしてユーザーを集めていくというなら、性能の部分で妥協してしまうのは群雄割拠のこの時代厳しいのではないかと思ってしまいます。
さくらのレンタルサーバーを使うならスタンダードが安定
ライトプランはDBが使えないため個人サイト運営には不向きです。
スタンダードプラン以降であればDBの利用ができますので、使うならライトプランより上のプランでしょう。
ただプレミアムプラン以降は性能的に「mixhost」の方が優れていますので、そっちかなという印象です。
正直ロリポップのスタンダードプランのほうが良い感じはある
さくら スタンダードプラン | ロリポップ スタンダードプラン |
|
無料期間 | 14日間 | 10日間 |
初期費用 | 1029円 | 1500円 |
月額 (12ヶ月契約時) | 515円 | 500円 |
容量(HDD) | 100GB | 120GB |
転送量 | 80GB/日 | 100GB日 |
マルチドメイン | 20 | 100 |
MySQLのDB数 | 20 | 30 |
wordpress 自動インストール | ![]() | ![]() |
共用/VPS/専用 | 共用サーバー |
初期費用と無料期間こそロリポップのスタンダードプランのほうが劣りますが、それ以外の点を見るとロリポップのほうが優秀です。
細かい高速化についてのスペックはほぼ同じなため、正直さくらのレンタルサーバーを選ぶ理由は殆どありません。
ただし唯一、さくらのレンタルサーバーのメリットとしてモリサワのwebフォントが利用できるというのがありますので、それを狙うならロリポップではなくさくらを使うのもありでしょう。
さくらのレンタルサーバーはモリサワのwebフォントが30種無料なのでそれ狙いならあり
敢えてロリポップのスタンダードプランではなくさくらのレンタルサーバーを使う理由があるとするなら、モリサワのwebフォントの存在です。
本来利用には月数千円が必要なのですが、さくらのレンタルサーバースタンダードプランであれば、30種が無料利用できます。
下記のような通常のフォントと比べデザイン性に優れた書体を使うことが可能です。
サイトテキストにデザイン性を求めたい場合は、ロリポップではなくさくらのレンタルサーバーを使うのもありでしょう。
さくらのレンタルサーバーの評判とメリット・デメリットについてまとめ
- 安価な月額料金と10年以上の運営実績が魅力
- 性能面などを詳しく見ていくとロリポップに負ける
- モリサワフォントを試してみたいならロリポップではなくこっちもあり
正直筆者はさくらのレンタルサーバーにあまり魅力を感じていません。
ざっくり私見を書きますと、安さでは「ロリポップ」に負け、性能では「mixhost」に負けたレンタルサーバーってイメージなんですよね。
それでもさくらを使う理由があるとするならモリサワのフォントと運営実績でしょうか。
上記2点に魅力を感じる方ならさくらを使うのも十分選択肢としてありだと思いますよ。