さくらのレンタルサーバー エックスサーバー

さくらサーバーとエックスサーバーを比較。サイト運営向けはどちらか解説

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sakura-vs-xserver

ホスティングサーバー(レンタルサーバーや共用サーバー)を長年運用しているのがこの2つです。

どちらも黎明期からサイト運営者を支えてきてくれた功労者。

しかし長く運営しているからと言って優れているとは限りません。

今回はこの2つのレンタルサーバーに絞ってどちらが良いのか比較しつつ、サイト運営向けはどちらか解説していきます。

さくらサーバーとエックスサーバー比較表

エックスサーバー
X10(スタンダード相当)
さくらサーバー
スタンダード
無料期間10日間14日間
初期費用3000円1029円
月額料金
(12ヶ月契約)
1000円515円
容量200GB(SSD)100GB(HDD)
転送量70GB/日
80GB/日
マルチドメイン無制限20
MySQLのDB数50個20個
無料独自SSL
サーバーソフトnginxApache
サポート対応電話・メール電話・メール
ジャンル制限アダルト系禁止アダルト系禁止
運営開始2003年1997年
表の用語解説(クリックorタップで開く)
【無料期間】
⇒登録してから無料で使える期間、基本初回のみ

【初期費用】
⇒レンタルサーバー申込時に発生する料金

【月額料金】
⇒毎月支払う利用料金、まとめて支払うと安くなることが多い

【容量】
⇒サーバーにおけるデータ量、SSDだとHDDよりサイト表示などが速くなる。ちなみにテキストベースのサイトなら多くても数GBぐらいしか使わない

【転送量】
⇒サーバーとやり取りできるデータ量、多いほどアクセスに強くなったりする。

【マルチドメイン】
⇒レンタルサーバーに登録できるドメイン数、一つのサーバーにおけるサイト数に関わる

【MySQLのDB数】
⇒wordpressなどが利用するDBをどれだけ使えるか、サイト運営数などに関わる。便宜上MySQLと入れていますが深く気にしないでください

【無料独自SSL】
⇒対応していると無料でサイトの安全性を高められる、最近Googleが凄い推しているので本気でサイト作るなら欲しい。ちなみに独自ではなく共有だとURLにレンタルサーバーのアドレスが入ってくるのでダサい。

【サーバーソフト】
⇒ざっくりLiteSpped≧nginx>Apacheと高速性が高まると覚えておけばオッケー。割と重要なポイント

【サポート対応】
⇒レンタルサーバーに問い合わせたい時に使える手段、メールだけのところが多いので電話も入っているとサポートが手厚い。

【ジャンル制限】
⇒殆どのレンタルサーバーはポルノ・アダルト系は禁止。許可されてるサーバーは結構貴重

【運営開始】
⇒レンタルサーバーのサービス開始年。一概には言えないが運営歴が長いほどトラブル時の対応力が高いため安定感がある

価格面ではさくらサーバーが、性能面ではエックスサーバーが優位な感じです。

ちなみにさくらサーバーにはもっと安いプランもあるのですが、wordpressに非対応なためサイト運営には不向きと判断して比較対象外としています。

さくらサーバーでも十分にサイト運営できますが、高速性でエックスサーバーに遅れを取っているため判断が難しいところ。

本気度に応じて選ぶと良い

本腰入れてサイト運営をしていくならエックスサーバー、そうでないならさくらサーバーといった感じでしょうか。

どうしても性能面ではエックスサーバーが優秀なため、さくらサーバーではサイト運営を続けていくうちに物足りなさを感じることになるかと。

初期費用の高さが気になって手を出しにくいという場合はエックスサーバーと同等かそれ以上の性能を持つ「mixhost」というサーバーもあるのでそっちを検討してみるのもありかと。

mixhostとエックスサーバーの比較はこちら

さくらサーバーの特徴とメリット・デメリット

sakura-server

  • さくらサーバーは安価にサイトが作れるレンタルサーバー
  • エックスサーバーより価格的面では優秀
  • エックスサーバーより高速性は基本性能で劣る

さくらサーバー、転送量ではエックスサーバーを上回りますがそれ以外はダメですね。安いからしょうがないんですが。

転送量は正直80GB/日も使い切ることまずありませんので、そこにこれだけ割くならもっと他のとこに割いて欲しい印象。

ただ動画を大量にアップロードしたり、通信処理の多いアプリなどを動かす場合は転送量の多さがメリットになるかも。

サイト運営という面で見るとエックスサーバーよりさくらサーバーが良いところはやはり価格面になってしまいますね。

さくらサーバーは安くサイトを作りたい人向け

安くサイトを作りたいと言うならエックスサーバーを使わず、さくらサーバーを使うのはありです。

月額がおおよそ半額になりますし、初期費用もかなり安いですからね。

高速なサイトを作るとユーザーがストレスを感じにくいためアクセスを保ちやすいなどのメリットもあるのですが、キャッシュなどの知識があればなんとかならないこともないですし。

さくらサーバーはちょっと試しにサイト作り始めたい人向けのレンタルサーバーですね。

さくらサーバーの詳細はこちら

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エックスサーバーの特徴とメリット・デメリット

xserver

  • 高性能で安定感の高いレンタルサーバー
  • さくらサーバーより高速かつ高性能
  • さくらサーバーより高価格

エックスサーバーはさくらサーバーより高性能です。

具体的には複数サイトに対応できる大容量さやドメイン無制限、SSDやnginx採用による高速化などですね。

複数サイトの運営自体はさくらサーバーでも十分可能ですが、ポイントは高速性です。エックスサーバーとさくらサーバーでは結構な差が出てきてしまいますね。

サイト表示に3秒かかるとユーザーがストレスを感じ始め見ずに離脱し始めると統計が出ているので、エックスサーバーの高速性は魅力的です。

エックスサーバーは本気でサイト運営したい人向け

財布と相談しながらにはなりますが、本気でサイト作りをしていきたいならエックスサーバーが向いているかと。

趣味でブログをやるとかならさくらサーバーでいいですが、ビジネス的な運営をしていくならエックスサーバーのほうが良いでしょうね。

副業としてサイト運営を始めている人も多く、また本気度も高いので、レンタルサーバーを妥協すると不利な戦いになってしまいます。

総じて本気でサイト運営をするならさくらサーバーよりエックスサーバーが向いているでしょう。

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さくらサーバーとエックスサーバー比較まとめ

  • さくらサーバーは安いので手を出しやすい
  • エックスサーバーは高性能かつ高速
  • 本気度でどちらのレンタルサーバーを使うか選ぼう

結局は価格との相談ですね。

十分支払える費用だと言うならエックスサーバーを使ったほうが良いサイト運営ができるかと思いますし、払える額ではないと思うならさくらサーバーのほうが良いでしょう。

ちなみに価格が気になるなら同等以上の性能である「mixhostとエックスサーバーを比較」して見るのもよいかと。月額こそ殆ど変わりありませんが初期費用がだいぶ安くなりますので。

サイト運営するならエックスサーバーが良い

どっちが良いか決めて欲しい人向けに書いておくと、エックスサーバー使ったほうが良いです。

理由としては

・そこまで高価格ではない
・高速性は重要

だからですね。

最近はほんとに高速なサイトが増えているので、レンタルサーバーで妥協してしまえば、良いサイトを作っているのにユーザーストレスが高いがゆえ結果がついてこないということもありえます。

それに費用を多く払ったほうが「やらなきゃ!」という気持ちも強くなりますから、サイト運営するならエックスサーバーの方が良いだろうと筆者は結論付けますね。

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