wordpressは現在最も個人がサイトを作る上で、使いやすいツールでしょう。
CMSと呼ばれますが、堅苦しいのでわかりやすくブログシステムと表記しておきます。
さてそんなwordpress、優秀なシステムではありますがレンタルサーバーによっては非対応だったり、向いていなかったりも。
wordpressが使いにくいレンタルサーバーに申し込んでしまわないよう、選び方とwordpress向けのレンタルサーバーを確認しておきましょう!
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wordpress向けレンタルサーバー選び、3つのポイント
- MySQLのDB(データベース)を使えるか
- 動的ページも耐えられる高速環境か
- 月額料金が負担にならないか
wordpress向けのレンタルサーバーを選ぶ場合、上記3つのポイントを確認しておくと良いです。
特にMySQLのDBを使えるかは非常に重要で、利用できない場合はwordpressを導入することができません。
大事なポイントですので、軽くではありますが3つのポイントを掘り下げていきますね。
MySQLのDB(データベース)を使えるか
簡単に解説するとデータベースというのはwordpressの本体みたいなもんです。
中には様々なデータが入っています。サイトに投稿されたコメントや記事の内容、カテゴリーがどう分けられているかなどなど。
このデータベースがないとwordpressはインストールすることができませんので、wordpressを利用してサイトを作る場合は必須なわけです。
ちなみにwordpress一つにつき、一つのDBを使用しますので使える数が多いほどwordpressのサイトをたくさん作れたりします。
動的ページにも耐えられる高速環境か
ウェブサイトは動的サイトと静的サイトに分けられます。
wordpressは動的サイトに分類されるので、生成されるコンテンツは動的ページになるわけです。
この動的ページは訪問者が現れるとそれに合わせてページをリアルタイムで作成する仕組みになっていて、逆に静的ページは既に出来上がってる感じになってます。
動的ページはリアルタイムでページを生成するため、静的ページに比べてサイトを表示するまでに時間がかかってしまうんです。
そのため少しでもレンタルサーバーが高速なシステムを搭載していたほうが、ストレスフリーなwordpressサイトを作れるため良いというわけですね。
高速環境かの見分けはディスクスペースとwebサーバーで行う
他にも速度に影響するポイントは多いですが、主にこの2点をチェックすると良いです。
具体的には
ディスクスペース:SSD
webサーバー:LiteSpeed
だとレンタルサーバーの中でも速いでしょう。
詳しく比較してみたい場合は「本当に高速なレンタルサーバーの選び方」で、7つのポイントを出しつつ、実際に主要なレンタルサーバーの高速性を比べてますのでそちらを確認してみてください。
月額料金が負担にならないか
言われなくても確認する項目だとは思いますが、月額料金がどれだけかかるか確認しておくことも重要です。
サイト運営は短期的に行っても沢山の人に見てもらったり、応援してもらったりというのが難しいため、出来る限り長く運営することが必要になります。
長く運営すると当然ですが、毎月月額料金分費用がかかりますので、いずれ無視できない費用になる可能性が出てくるわけです。
そのため1年分の料金を支払っても生活に支障が出ないか吟味した上で、レンタルサーバーは選びましょう。
wordpressに耐えうる性能を求めるのも大事ですが、生活をおくるためにもお金は必要ですからね。
wordpress利用者におすすめしたいレンタルサーバー
筆者はwordpressでサイト運営を始めてから5年ほど立ちますので、ある程度レンタルサーバーへの知識が溜まっています。
現在大量にあるレンタルサーバーの中で、一体どのサービスがworpdress向けなのかその知識を活用して紹介しようかと。
自分に合ったレンタルサーバーはあるのか確認していきましょう。
※表は個人サイト運営に適したプランのものを表記しています、また月額料金は12ヶ月契約時のもので税抜価格となっています。
※2 優れたポイントは緑字で記入しています
随一の高速環境を誇る『mixhost』
mixhost | 初期費用 | 月額 | MySQLのDB数 | 容量 | webサーバー |
スタンダードプラン | 無料 | 980円 | 無制限 | 50GB (SSD) | LiteSpeed |
mixhostは2016年からサービスが開始した、まだまだ若いレンタルサーバーです。
サービス開始から若いためか多少動作が不安定なところがありますが、その欠点を補って余るほどの高性能さを誇ります。
レンタルサーバー業界ではトップクラスの高速環境を実現していながら、価格帯も良心的であるため現在最も熱いレンタルサーバーと言えるかもしれません。
用途も幅広く多くのサーバーで禁止されているアダルト系サイトや出会い系サイトの運営が可能だったりします。
月額料金が12ヶ月契約で980円というのは安いとは言えない金額ですので、ある程度真面目にサイトを運営していきたいと言うなら最適なレンタルサーバーでしょう。
安さと速さを兼ね備えた『JETBOY』
JETBOY | 初期費用 | 月額 | MySQLのDB数 | 容量 | webサーバー |
ミニSSD | 1000円 | 290円 | 3個 | 5GB (SSD) | LiteSpeed |
ファーストSSD | 1500円 | 580円 | 20個 | 20GB (SSD) | LiteSpeed |
基本的なスペックだけ見るとmixhostと同等のスペックでかつ、月額料金が安価という凄まじいレンタルサーバーに見えます。
ただし細かい、例えばQUICという高速化技術にmixhostと違い非対応だったり、RAID5であるためRAID10であるmixhostよりスペックが劣ってたりするので基本的にmixhost>JETBOYです。
しかしmixhostに劣るとは言ってもこの価格帯でこれだけの性能を提供しているのはJETBOYだけで、安価にサイト運営を始めたいなら有力な選択肢でしょう。
ある程度慣れてきたら物足りなさを感じるかもしれませんが、初めてサイト運営をするなら十分です。
サイト運営を続けられるか不安で、とりあえずやり始めてみたいという方向けのレンタルサーバーでしょう。
安定した使い心地と信頼性の高い『エックスサーバー』
エックスサーバー | 初期費用 | 月額 | MySQLのDB数 | 容量 | webサーバー |
X10 | 3000円 | 1000円 | 50個 | 200GB (SSD) | nginx |
素直に性能を見ると、「全然良さそうに見えない」と思うかもしれません。
実際mixhost登場までは同価格帯で敵なしの最強レンタルサーバーではあったのですが、最近は性能面で少し目劣りしてきている部分はあります。
ですがエックスサーバー、レンタルサーバー業界でも非常に長い運営歴を持っているためか障害発生からの復帰が非常に速いというメリットがあるのです。
他レンタルサーバーが障害発生によりアクセスできない状態が数時間出てしまったりする中、エックスサーバーは数分、長くても数十分で復帰してしまうことからもその速さが分かることかと。
性能面では若干物足りなさが出てきてはいますが、障害リスクなどが最も低いレンタルサーバーの一つですので十分選択肢に入ります。
少しでも安定したサイト運営をしていきたいという人におすすめしたいレンタルサーバーですね。
wordpress向けレンタルサーバーについてのまとめ
- DBと高速環境、費用を確認するのが大事
- 高速環境ならmixhost、安さと両立ならJETBOY
- 安定したレンタルサーバーならエックスサーバー
どのレンタルサーバーが一番かと言われると難しいところですが、諸々を加味すると「mixhost」が強いかなとは思います。
障害リスクが気になるところではありますが、性能面や細かなサポートがmixhostは魅力的ですので。
自分の方針にあったレンタルサーバーを選んで、気持ちの良いサイト運営を楽しみましょう!
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紹介したwordpress向けレンタルサーバーの比較表
以下今回紹介したレンタルサーバーの比較表です、公式HPへから各サイトへ飛べます。
初期費用 | 月額 | MySQLのDB数 | 容量 | webサーバー | 公式サイトへ | |
mixhost スタンダードプラン | 無料 | 980円 | 無制限 | 40GB SSD | LiteSpeed |
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JETBOY ミニSSD | 1000円 | 290円 | 3個 | 5GB SSD | LiteSpeed |
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JETBOY ファーストSSD | 1500円 | 580円 | 20個 | 20GB SSD | LiteSpeed |
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エックスサーバー X10 | 3000円 | 1000円 | 50個 | 200GB SSD | nginx |
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