レンタルサーバーを検討していると『SSD搭載!』と書かれていることがあります。
さてこのSSD、宣伝文句になるぐらいですから良いものなんでしょうが、実際どんな効果があるのか。
結論から言うとサイトの高速化に影響してくる結構重要なものだったり。
この記事では記憶媒体であるSSDとHDDの違いに触れつつ、優秀なSSD搭載レンタルサーバーを紹介していきます!
SSDとHDD、レンタルサーバーでの性能の違い
SSDとHDDはどちらも記憶媒体(ドライブ)で、様々なデータが保存されます。
HDDは従来のドライブでより安価で容量が大きめです、テレビの録画などに使われるのはこっちですね。
SSDは新しいドライブで電気信号によってデータを扱うためより高速です、PCに搭載されいるとOSの読み込みが速くなるため起動速度が速くなったりします。
ではレンタルサーバーだとSSDとHDDでどのような違いが出てくるのか見てみましょう。
SSDの場合サイト表示が高速に
静的サイト(HTMLを直書きして作るサイト)の場合そこまで恩恵を感じませんが、wordpressなど動的サイトの場合は影響が見えてきます。
サイトの表示速度は非常に重要で、ページが表示されるまでに2秒掛かるだけでユーザーはストレスを感じると統計があったり。
wordpressはサイトを簡単に作成できる便利なツールなのですが、動的サイトなため表示に時間がかかるという難点があります。
サイト表示に2秒かかってしまうようだとユーザーから嫌われてしまいますので、wordpressなど動的サイトを使う場合は少しでも弱点を潰すためSSDを採用したほうが良いでしょう。
なお本気で高速性を求めるならSSD搭載というだけでは物足りません。詳しく知りたい方は「高速なレンタルサーバーの選び方」を7つのポイントで解説しているので確認してみてください。
HDDは容量あたりの価格が安い
SSDに比べて、読み込み速度が遅いという弱点はありますが、容量あたりの価格が安いためデーターを大量にレンタルサーバーに入れたい場合はこちらに軍配が上がってきます。
とはいっても「エックスサーバー」だとSSD200GBを月額1000円程度で利用できるため、そんなにHDDの安さを感じる場面がレンタルサーバーを使う時はあまり見えないかも。
HDDを使っているレンタルサーバーでも200GBを月額1000円で提供しているとこほぼありませんからね。
そのためHDDは大容量を安く使いたいという時に選ぶものではなく、できる限りコストを抑えたい時に選ぶものという感じです。
ただ最近だと「JETBOY」というレンタルサーバーが格安でSSD搭載のものを提供しているので、やっぱりHDDをあえて選ぶ理由はあまりない気もしますね。
SSDが採用されているおすすめレンタルサーバー
- 高速環境をしっかり構築できている
- レンタルサーバーとしての性能が優秀
をポイントとして抑えて選びました。
SSD搭載レンタルサーバーを選ぶのであれば、それ以外の点も高速環境に貢献していないと勿体ありませんからね。
当然ですがレンタルサーバーとしての基本性能も高くないと使うメリット薄いですし、そこも抑えました。
それでは早速ですが見ていきましょう。
高性能かつ高速『mixhost』
- 初期費用:無料/月額:980円(12ヶ月契約時)
- LiteSpeedや新高速化技術QUICなどにより高速性抜群
- 無料バックアップ復元などサポート面も優秀
今最も熱いレンタルサーバーはこのmixhostでしょう。
弱点として2016年にできたばかりのサービスであるため、まだまだ日が浅く信頼性が薄いというものがありますが、それを補って余りある高性能さを誇ります。
おそらくレンタルサーバー界で最も優秀な高速環境を持っているんじゃないかと。
ちなみに規制の多いアダルト系ジャンルも許可していたり、利用用途の幅が広いという特徴も持っています。
とにかくサイト表示を高速化していきたい方向けのレンタルサーバーでしょう。
安価でそれなりに高速『JETBOY』
- 初期費用:1000円/月額290円(12ヶ月契約時)
- LiteSpeedとSSDによる高速化、mixhostほどではないが速い
- とにかく低価格から使えるのが魅力的
格安レンタルサーバーというとロリポップやさくらのレンタルサーバーが挙げられがちだったんですが、今はJETBOYですね。
月額290円から利用可能という低価格を実現しながら、mixhostに及ばずとも劣らない高速性を実現しています。
「wordpressでサイト作ってみたいけど、続けられるか不安」という人に負担少なめで始められますのでおすすめですね。
弱点として安価なレンタルサーバーなため、アクセス数が増えすぎると落ちてしまったり、複数サイトを運営するほど余裕が無いというものがあります。
とりあえずサイト運営ってどんな感じなのか触れてみたい、試してみたいという人向けのレンタルサーバーですね。
SSD200GBが月額1000円で利用可能『エックスサーバー』
- 初期費用:3000円/月額1000円(12ヶ月契約時)
- 高速性はそれなりだが、SSD容量が200GBと大きい
- 電話サポートに対応しているため初心者にも優しい
エックスサーバーはmixhostが出てくるまでは同価格帯ではトップクラスの性能を誇っていたのですが、現在は少し遅れ気味な印象があります。
それでもメリットは多く、例えば電話サポートに対応しているのはmixhostにはないため初心者には嬉しいポイントでしょう。
また運営歴の長いレンタルサーバーのためか障害発生のリスクが少なく、安定したサイト運営が可能となっています。
SSDの容量も大きく、mixhostの同価格帯プランで比較すると5倍とだいぶ違いがあるため、容量をかなり使う予定があるならエックスサーバーは魅力的かと。
まとめると安定感のあるサイト運営をしていきたいなら選択肢として入ってくるレンタルサーバーですね。
SSD採用レンタルサーバーについてまとめ
- SSDだとサイト表示が速い
- 特にwordpressを使う場合は恩恵が大きい
- 速さをとにかく求めるならmixhostが強い
今回紹介した3つのレンタルサーバーはどれもSSDを採用していて、高速環境を意識しながら運用しているのでそこまで差はありません。
ただ多少の差はありますので、そこを突き詰めていくと一番速いのは性能的に「mixhost」かなという印象です。
高速なレンタルサーバーを利用して、ユーザーフレンドリーなサイト運営を楽しんでやっていきましょう!