レンタルサーバーを色々見ていくと”RAID”という言葉を見るかと思います。
HDDやSSDと一緒に「RAID10構成!」とか書いてありますが、実際それが優れているのかってわかりにくいです。
そこで主要レンタルサーバーをピックアップし、RAIDを比較してどれが本当に良いRAID構成をしているのか比較してみることに。
結論から言うと「高速性でもトップクラスの成績を出したmixhost」がRAIDレベル・台数的に最良という結果がでました。
レンタルサーバー主要5社のRAID比較表
サーバー名 | RAIDレベル | ドライブ台数 | 公式サイトへ |
mixhost | RAID10 (SSD) | 10台 |
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エックスサーバー | RAID10 (SSD) | 不明 |
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JETBOY | RAID5 (SSD) | 4~8台 (収容サーバーによる) |
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ロリポップ | RAID10 (HDD) | 不明 |
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さくらサーバー | RAID1 (HDD) | 不明 (おそらく2台) |
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RAIDの安全性および高速性は
- 速度:RAID0>RAID5≧RAID10>RAID6>RAID1
- 安全:RAID1>RAID6≧RAID10>RAID5>RAID0
としています。
表ではRAID10>RAID5としていますが、アクセス速度のみを考慮するとRAID5のほうが優秀というか、台数に対しての伸びが良いです。
安全性も考慮するとRAID10が優秀なため、RAID10>RAID5としていますが、人によっては違う評価になる可能性もあります。
ドライブ台数に不明が多いのは、非公開情報だからです。一応掲載しているサービスすべてに問い合わせて見てはいるのですが、殆どが未回答という形でした。
回答をもらえたのはmixhostとJETBOYのみで、それぞれの台数は表に書いたとおりです。
RAIDレベルだけでなく台数も重要
RAIDレベルはRAID10が最も優秀であるとしましたが、そこだけを比較して優劣をつけるのは早合点だったりします。
実はRAIDレベル以上に、台数が高速性など性能部分に深く関わっているため、そこを見るのも重要です。
どれぐらい差が開くかというと「RAIDの速度比較(外部サイト)」をしているサイトによると、実効台数が2倍になると速度も約2倍になるという結果が出るほど変わります。
ただし途中触れましたが、基本的にRAID台数は非公開情報なため比べるのが難しいポイントです…。
公開してくれたmixhostとJETBOYは他がひた隠しにする部分を見せてくれたというだけで好感が持てますね。
公開情報だけで判断するとmixhostが最も良いRAID構成のサーバー
RAID10構成でかつ、台数も10台確保されているmixhostが最良のRAID構成を持ったサーバーと言えるでしょう。
前に「レンタルサーバーの高速性能を比較」した時もmixhostが優秀な結果を残しましたし、素直に凄いサーバーだなと思いますね。
JETBOYのRAID5構成で台数4~8台というのも実は結構優秀で、8台の場合は実効台数がmixhostのRAID10,10台構成よりアクセス速度が向上すると考えられます。
ただし話によると「JETBOY」の台数はプランの容量に結構影響を受けるらしく、SSD8台のサーバーに入るには月額7000円とかするプランに入る必要がありますからコスパがちょっと悪いですね。
mixhostは最も安いスタンダードプラン(月額980円)で10台編成ですので、コストパフォーマンスに結構な差があります。
費用面やRAIDレベル、台数などを加味すると「mixhost」が最良のRAID構成サーバーと言って良いでしょう
レンタルサーバーのRAID比較まとめ
- RAID10のレンタルサーバーが優秀
- RAID台数は非公開情報なためほとんど不明
- 公開情報で判断するとmixhostが最良のRAID構成
RAIDは結構奥が深いため、詳しい人によってはこの結果に異論ありという人もいるかもしれません。
ただ当サイトでは一応mixhostが最良のRAID構成のサーバーであると結論付けたいと思います。
「mixhostは高速性でも優秀な成績を残している」ので、性能重視で選ぶならおすすめなレンタルサーバーですよ。