サイト運営を始めようと思った時、必要になるのがドメインとサーバーです。
ドメインは年間利用料金が1000円程度と非常に安いのですが、レンタルサーバーはものによって年間数十万するものも存在します。
「年間数十万なんて払えない! コストをなるべく抑えたい!」そう思うのが世の常というものです。
今回は個人がサイトを運営するのに十分なスペックを持った、格安レンタルサーバーの選び方を解説しつつ、使えるサーバーを紹介していこうかと。
費用を安く抑えるレンタルサーバー選び、3つのポイント
- 初期費用、月額料金がいくら掛かるか
- 無料お試し期間は何日間か
- 個人サイト運営に最低限必要な機能はあるか
上2つは言われなくてもチェックするとは思います。
重要なのは3つ目で、安いからと手放しに選択するとサイト運営に必須な機能がなくて使えないなんてことが発生することも。
3つの項目を確認しつつ、選び方を軽く見ておきましょう。
初期費用、月額料金がいくら掛かるか
レンタルサーバーは月額課金制で料金が発生します。
買い切りみたいなものはありませんので、そのへんはご注意を。
初期費用はレンタルサーバーを申し込みした時点で一度だけ発生する料金です。
安いものだと数百円、高いものだと数千円するため地味に財布を圧迫するポイントですね。
月額料金が安いからと飛びつくと初期費用で痛い目を見るかもしれません。
無料お試し期間は何日間か
レンタルサーバーには申し込みしてから何日間か無料で使える期間があります。
現状、私が知る限り無料期間が存在しないサービスはないので、重要なのは何日無料で使えるか。
無料期間が長いほどサイト運営を続けられるか判断しやすいですし、月額料金も払わなくて住みますから安く済みます。
ただ長くても2週間程度が無料期間の相場ですので、そこまで気にしてもしょうがないポイントではあったりするんですけどね。
個人サイト運営に最低限必要な機能はあるか
レンタルサーバーは本当にピンきりで、中には「なんだこのゴミサーバー!」というものもあったりします。
個人サイト運営をするには必須なものがあるわけではないのですが、MySQLのDB(データベース)があるかないかは結構大きいです。
というのも現在、個人がサイトを運営するのに使うスタンダードなシステムであるwordpress。これを導入するにはDBが必須なのです。
そのため個人サイト運営目的でレンタルサーバーを借りる場合はDBを利用できるか確認しておきましょう。
ちなみにメール用にサーバーを借りる場合は、DBはなくても問題ありません。
費用を抑えたい人におすすめしたい格安レンタルサーバー
安く、それでいて十分に個人サイト運営をしていくことが出来るレンタルサーバーをまとめて紹介していきます。
格安で括ると結構な数のレンタルサーバーがあったりするのですが、今回はサイト運営に適したものだけ厳選。
安いだけでスペックがあまりにもしょぼいものは除外しています。
※表で紹介している価格は筆者が推奨するプランです。また月額料金は12ヶ月契約時のものを掲載しています
※2 緑字は優秀なポイントを示しています
月額料金を安く抑えるなら『ロリポップ』
ロリポップ | 初期費用 | 月額 | 無料期間 | MySQLのDB数 | 備考 |
ライトプラン | 1500円 | 250円 | 10日間 | 1個 | スタンダードプランのMySQLのDB数が多い |
スタンダードプラン | 500円 | 30個 |
ロリポップは初期費用こそ1500円と若干高めですが、月額料金に関しては低く設定されています。
ライトプランに関しては月額250円と安くはありますが、DBが1つだけしか使えないため注意が必要です。
wordpressを利用する場合、一サイトにつき一つDBを消費することになりますので複数サイトを運営することはできません。
一個に集中するならライトプランでも十分でしょうが、いくつかサイトを作成していきたいと言うならスタンダードプランが向いていますね。
デザインに拘りやすい『さくらのレンタルサーバー』
さくらのレンタルサーバー | 初期費用 | 月額 | 無料期間 | MySQLのDB数 | 備考 |
スタンダード | 1029円 | 515円 | 14日間 | 20個 | 30種のモリサワフォントが無料で使える |
正直言うとさくらのレンタルサーバーを選ぶ理由はかなり薄いです。
強いて言うなら初期費用が安い点、ここに注目するならロリポップより全体的性能が低くはありますが、ありかもしれません。
またモリサワフォントを利用できる点もポイントが高いです。
モリサワフォントは有料フォントで通常使うのであれば月に数千円支払う必要があるのですが、さくらのレンタルサーバーであれば一部を無料で利用できます。
美麗なフォントを使って、美しいサイトを作ってみたいと言うなら向いているかもしれません。
高速環境かつ安価『JETBOY』
JETBOY | 初期費用 | 月額 | 無料期間 | MySQLのDB数 | 備考 |
ミニSSD | 1000円 | 290円 | 14日間 | 3個 | LiteSpeedとSSDにより高速環境を実現 |
ファーストSSD | 1500円 | 580円 | 20個 |
大本命です。
wordpressでサイトを運営したくて、かつ格安レンタルサーバーが良いというのであれば正直これ一択じゃないでしょうか。
価格帯に注目するとロリポップ、さくらのレンタルサーバーと大して変わりませんが、ポイント高いのが高速環境を構築している点です。
紹介した他2つのレンタルサーバーと違い、JETBOYはLiteSpeedというwebサーバーとSSDという記憶媒体を利用することでサイトの高速表示を可能としています。
wordpressは便利なブログシステムではあるのですが、ちょっとサイト表示に時間がかかるシステムですので高速化がとても大事。
低価格でかつ高速環境を実現しているレンタルサーバーはJETBOYぐらいですので、ある程度真面目にサイトを運営していきたい方に最適なサーバーでしょう。
格安レンタルサーバーについてのまとめ
- 初期費用、月額、無料期間をまずは確認
- 個人サイト運営に必要な機能があるかもチェック
- wordpressを使っていくならJETBOYが強い
「個人でサイトを運営するのに一番良くて、しかも安いレンタルサーバーってないの?」
そう聞かれたら間違いなく「JETBOY」と答える程度には現状、低価格帯で最も高性能を誇っているレンタルサーバーです。
ただ他2つのレンタルサーバーも月額料金が更に安かったり、モリサワフォントが無料で使えたりとメリットが無いわけではありません。
自分がどんな方針でサイトを運営していきたいのかを加味しつつ、最適なレンタルサーバーを見つけましょう!
紹介した格安レンタルサーバー比較表
今回紹介したレンタルサーバーの基本性能をまとめてチェックするようの表です。
『公式HPへ』から、各サイトへ飛べます。
初期費用 | 月額 | 無料期間 | MySQLのDB数 | 備考 | 公式サイトへ | |
ロリポップ ライトプラン | 1500円 | 250円 | 10日間 | 1個 | スタンダードプランのMySQLのDB数が多い |
|
ロリポップ スタンダードプラン | 1500円 | 500円 | 10日間 | 30個 |
|
|
さくら スタンダード | 1029円 | 515円 | 14日間 | 20個 | 30種のモリサワフォントが無料で使える |
|
JETBOY ミニSSD | 1000円 | 290円 | 14日間 | 3個 | LiteSpeedとSSDにより高速環境を実現 |
|
JETBOY ファーストSSD | 1500円 | 580円 | 14日間 | 20個 |
|