インターネットに接続する場合、回線というものが必要で、それには速度が存在します。
レンタルサーバーなども同じで、自宅のPCやスマホをネットに接続するときと同じように、回線速度というものが存在するわけです。
この回線速度、実は見落としがちなんですが、サイトの高速性にも多少関わってくるのがチェックしておきたいポイントだったり。
またバックボーンの回線速度とネットへの回線速度が違うなど間違えやすい点がいくつかあるので、レンタルサーバーの回線速度を比較しつつ解説していこうかと。
レンタルサーバーの回線速度比較表
回線速度 | 公式サイトへ | |
mixhost | 10Gbps |
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エックスサーバー | 不明 (バックボーンへの回線速度は総計912Gbps) |
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JETBOY | 不明 |
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ロリポップ | 1Gbps |
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さくらサーバー | 1Gbps |
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主に使われているレンタルサーバーをピックアップし比較しました。
mixhostの10Gbpsがスペック的には最も高いです。
注意してほしいのがエックスサーバーの912Gbpsはバックボーンの総計という点で、これはインターネットへの回線速度ではありません。
回線速度はネットでのやり取りで出る最大速度
まず回線速度という言葉について解説を。
これはサーバーとインターネットを繋ぐ回線が出せる、最大の転送速度のことです。
1Gbpsであれば、最大で1秒間に1GBのデータを転送することが可能になります。
ただし理論値であって、実際に1Gbps常に出るかと言われると微妙ですね。サーバーからのダウンロードやアップロードをする場合、ユーザーの回線速度も影響してきますし。
回線速度は低いより高いほうが良いけど、そこまで重要視するものでもないと理解しておいてよいかと。
バックボーンの回線速度はネットとの接続速度ではないので注意
エックスサーバーのようにバックボーンへの総計回線速度のみ公開しているレンタルサーバーもあります。
バックボーンというのは、要はサーバーをまとめる幹みたいなものです。
レンタルサーバーからバックボーンを通じてネットに繋がっている感じ、ですのでバックボーンへの回線速度はネットへの回線速度に影響しません。
あくまでバックボーンへのデータ転送速度が速くなるだけで、ネットへの速度には関係ないわけです。
個人的にエックスサーバー好きなんですが、なんでそんなせこい表記の仕方しているのかってはちょっと思ってますね。ここだけの話
基本的に回線速度は1Gbps以上あれば十分
もっというと100Mbpsとかでも問題ないかと。
多いに越したことありませんが、重要度はそこまで高くないポイントですので、回線速度以外の点を重視したほうが良いです。
回線速度を重要視したほうが良い方は、サーバーに動画など容量の大きいコンテンツをアップロードすることが多いという人でしょうか。
どちらにせよサーバーの理論値が1Gbpsとかあっても、ユーザーサイドの実際に出る速度が速くても100Mbpsぐらいなので、そこまで影響しないんですよね。
もちろん回線速度多いほうが、共用サーバーなんかだと1ユーザーが使いすぎて回線が死ぬほど重くなるみたいなことが起きにくいので良いんですが、ある程度振り分けしっかりしてることが多いので、やっぱりそこまで重要ではないかなぁと。
まとめると1Gbpsあれば十分、なくても他が良ければ選んでも大丈夫と言ったところでしょうか。
レンタルサーバーの回線速度についてまとめ
- ネットへの回線速度と、バックボーンへの回線速度は違う
- 重要なのはネットへの回線速度
- 多いに越したことはないが1Gbpsあれば十分
容量の大きいコンテンツを頻繁にアップロードしたりダウンロードするのでなければ、そこまで重要視するポイントではないです。
回線速度は多少サーバーの高速性に影響してますが、それよりも抑えるべきポイントは多いのでそっちを優先したほうが良いかなと。
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