現在個人が本気でサイトを作っていくなら使われるであろうレンタルサーバーはmixhostとエックスサーバーの2つ。
どちらも優秀なレンタルサーバーなため「どちらが自分に向いているのかわからない……」と感じている人も多いかと。
そんな悩みを解決するため、このページではmixhostとエックスサーバーを表で比較したり、どんな利点と欠点があるのかを解説したりしています。
mixhostとエックスサーバーの比較表
エックスサーバー X10(スタンダード相当) | mixhost スタンダードプラン |
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無料期間 | 10日間 | 30日間 |
初期費用 | 3000円 | 無料 |
月額料金 (12ヶ月契約) | 1000円 | 980円 |
容量 | 200GB(SSD) | 50GB(SSD) |
転送量 | 70GB/日 (2.1TB/月) | 2TB/月 |
マルチドメイン | 無制限 | 無制限 |
MySQLのDB数 | 50個 | 無制限 |
無料独自SSL | ![]() | ![]() |
サーバーソフト | nginx | LiteSpeed |
サポート対応 | 電話・メール | メール |
ジャンル制限 | アダルト系禁止 | なし |
運営開始 | 2003年 | 2016年 |
※緑字の部分がより優れている部分です。
レンタルサーバーの比較ポイントは非常に多いため、ここでは基本的な部分をピックアップして表にしています。
ざっと見ると優れているポイントはmixhostのほうが多いかなという印象。
表からわかるのはエックスサーバーは大規模サイトを作るの向きで、mixhostは価格やサーバーソフト(サイトの高速性に関係)を優れたものにしたい方向けという感じですね。
で、ここで一つ解説しておきたいのがnginxとLiteSpeedの速度の違いについてです。
nginxよりLiteSpeedを優れているとした理由
mixhostとエックスサーバーを比較しているサイトは多く、中にはnginxとLiteSpeedは同じ性能、下手したらnginxの方が良いと評価しているサイトまであります。
そんな中なぜ筆者はLiteSpeedのほうが優秀だとしているのか、それは「LiteSpeed Technologies」の情報からです。
上記画像はApacheとnginx、LiteSpeedの秒間のトランザクション処理の回数を示しています。
要は数字が高いほど高速ということなんですが、LiteSpeed(青)が最も高いです。おおよそnginxの1.4倍の数字を叩き出しています。
この情報をもとに当サイトではLiteSpeedを優秀なウェブサーバーとして挙げているわけですね。
【サーバーソフト】Apache・nginx・LiteSpeedの比較を詳しく見る
mixhostの特徴とメリット・デメリット
- mixhostは高性能さを売りにしたレンタルサーバー
- エックスサーバーより高速性では上
- エックスサーバーより安定性では劣る
mixhostはとにかく性能面に優れていて、サービス開始が始まって間もないのに口コミで人気が出てきているレンタルサーバーです。
mixhost登場まではエックスサーバーが真面目にサイトを運営するなら有力なレンタルサーバーだったので、一気にレンタルサーバー業界のトップ集団に加わった感じがあります。
性能面では非の打ち所がありませんが、弱点がないわけではなく安定性を見た時エックスサーバーには劣る印象です。
サポート面もメールのみの対応ですし、通信障害などのトラブル対応ではエックスサーバーに届いていませんね。
まだまだ新参なためこれからに期待が膨らむ高性能レンタルサーバーと言ったところでしょうか。
mixhostは高速なレンタルサーバーを求めてる人向け
mixhostは少しでも表示速度の速いサイト運営を目指している方におすすめしたいですね。
エックスサーバーも実際結構速いのですが、性能面を単純比較するとmixhostに現状軍配が上がっていますので。
また料金面でも地味に優秀で月額料金は若干安い程度ですが、初期費用が0円だったり、無料期間も30日間とかなり長いです。
ある程度IT系に強くサポート面で不安がないなら、性能重視でmixhostを選んでみるのありかと思いますよ。
エックスサーバーの特徴とメリット・デメリット
- エックスサーバーは安定感のあるレンタルサーバー
- mixhostより安定していて初心者向け
- mixhostより性能面で若干劣る
mixhostと比べてあらゆる面で性能が劣っているわけではありません、例えば使える容量や転送量は上なわけですから。
ただ細かい部分を見ていくと劣っている部分も多く、また高速性でもmixhostのほうが優秀です。
エックスサーバーも十分に高速ではあるのですが、厳密に比較するとmixhostに軍配が上がってしまいますね。
現在はサイトの高速性が重要視されていて、ユーザーの離脱率も3秒サイトの表示に時間がかかると一気に触れると言われているため、サイトを運営をしていくなら高速性は大事です。
とはいえサポート面が充実していたり、運営歴が長いだけあって通信障害などのトラブルへの対処も迅速なため未だ人気の高いレンタルサーバーではあります。
エックスサーバーは初心者、もしくは大規模サイトを作りたい人向け
エックスサーバーを使うのであれば、まだまだサーバーに慣れていないので安定性を重視したい。
もしくは大容量を利用して大規模なサイトを作っていきたいという人におすすめしたいですね。
通信障害などのトラブルにも強いため、「困った!」という状態になったときに頼りやすいのも大きなポイント。
安定したサイト運営をしていきたい方はエックスサーバー向きですね。
まとめ、初心者ならエックスサーバーを使うといいかも
- mixhostとエックスサーバー、利点の数自体はそんなに変わらない
- mixhostは性能を重視したい人向け
- エックスサーバーは安定感を重視したい人向け
mixhost・エックスサーバーどちらも優秀なレンタルサーバーではあるのですが、私はmixhostを推したいですね。
エックスサーバーの方が安定性は長い運営歴から確かに高いと主観的に感じはするのですが、データ的にはどちらも稼働率99.99%で違いがありません。
逆に「mixhostの高速性は比較結果からトップクラス」であることは確かなわけです。
この2点を踏まえて、mixhostとエックスサーバーどちらを選ぶかと言われたらmixhostと結論づけようかと思います。